生主見聞録

リニューアルしました。好きなことを書きます。

賢い人との思想の違い

2018.08.22 (Wed)

前書き:


昔同じような内容の記事を書いた気がするけど、今日はたまたま仕事中にこのようなことを実感することがあったのでそれを出来る限りわかりやすく例を交えて説明していきたい。



1.知識の差


とある3人の医者が討論しているとします。
お題は昨今で流行りの「炭水化物抜きダイエットの有用性について」です。

A「炭水化物抜きダイエットは効果があるよ。何故なら炭水化物を摂取することにより血糖値が上がり太るから炭水化物を抜けば太る理由を排除できるよね。」--①
B「確かに炭水化物を摂取することにより太るし、抜くことで痩せることは認めるよ。でも炭水化物を抜くと脳に栄養がいかず体に悪いよね?」--②
A「炭水化物抜きダイエットというのはそもそも完全に抜くわけではないよ。ライザップでも一日に50gは摂取するように言ってるよ?更に人体には糖新生という仕組みがあって糖質以外の物質から栄養を作りだすことが出来るんだ。」--③
C「確かに糖新生然り炭水化物抜きダイエットでも脳に問題はないということは間違いないね。ただ、糖質を取らないことにより腸内環境が悪くなって太りやすい体が出来てしまうというデータも有る。短期で見た場合は炭水化物抜きは有用であると思うけど長期で見た場合は炭水化物抜きダイエットが有用であるとは言えないんじゃないかな?」--④

それらの根拠の信憑性や有用性の定義はとりあえず考慮しないで順番に会話を見ていきましょう。
まず①の時点で「炭水化物抜きをすることで痩せる。」という知識を知りました。
この時点で大抵の人は「炭水化物抜きをすれば痩せる。ソースは医者」という固定観念が身につきます。
①の情報しか知りえない人は大して調べもせずに「炭水化物は悪だ」と決めつけて例えばツイッターで「ダイエット中に炭水化物食べるとか阿呆かよw」と言ったりもするでしょう。これがよくいる偏った知識で決めつけるキッズです。

仮に④まで理解できている人が「炭水化物抜きは効果があるだろうけど、長期で見た場合問題は有るだろうね。」と呟きます。
それに対し理解度の低い人は「はあ?炭水化物抜いてれば痩せるに決まってるだろw」と決めつけます。
この時厄介なのが①の話だけを聞いた人は医者という専門的な立場の人間をソースとしている為に間違っている可能性を考慮しないのです。
このように実際に①しか知らない人と④まで理解できてる人の間にはかなりの知識の差があるのです。
だけど基本的に④まで理解できてる人は②、③の說明までしたがることはないのです。
むしろこの程度の内容だったらわかりやすく解説することも出来ますがもっと深く難しい内容だったりした場合①しか理解できてない人に説明し切ることは不可能に近いと言っても過言ではないでしょう。



2.ネットの住人の思考能力


最近ネットをやっていると無性にこのような経験をすることが多いです。
それも今の例で言う①しか理解してない人に文句を言われるならまだしも根拠が一切無いか完全に破綻しているレベルの人が非常に多いです。
僕が配信をしたがらない大きな理由の一つにリスナーの低レベル化が有りますが、先程の例で言うところの④まで理解している配信者がリスナーに対し「炭水化物抜きダイエットは有用とは言い切れないよね」と発言するとリスナーから「は?馬鹿じゃねえの炭水化物は太る原因だから悪に決まってんだろw知ったかしてんじゃねえよw馬鹿w」と無学な発言をされるかもしくは、①~③まで正しく理解してるわけでもないのに「そうだよね!炭水化物抜きダイエットは有用とは言えないよね!そのとおり!」という謎のイエスマンだらけだからです。


少し観点を変えますが、「そもそもこの根拠が果たして有用なのか?」という問題も当然あります。
先程のやりとりは信憑性を考慮しないという前提の元に成り立っていましたが、本来なら上記のような例だけではなく「本当にその根拠は正しいのか?」という問題や「そもそも有用性という言葉の定義はどこからどこなのか?」という問題もありますね。
最近ネットをやっていてよく思うのが評価する側のはずのリスナーが昔よりも更にまともな評価が出来てないなって思うことが多いです。
明らかにそれは固定観念で有り、根拠がなかったり主観をさも当然のように語っていてもそれが違うと気づけるレベルの人は中々いないのです。先程の例で言うところの①まで理解できてる人はいっぱいいても④の段階まで理解できてる人は中々いません。

良い例として最近よく聴く謎の阿呆のテンプレの「主観で語って何がいけないんだよ」という話もあります。
討論のルールで「主観を共通認識のように語ってはいけない」というものがありますがそれを理解できてない人はかなりいます。それどころか「そんなルールどこに書いてあるんだよw」とまで言ってくる人もいます。
今回の本題とは異なるので主観と客観についての說明は省きますが、主観で喋ったらまともな討論にならないということが理解できないのは論理的思考がまともに出来ていない。もしくは主観という言葉を履き違えているの二択でしょう。



3.まとめ


このように賢い人と浅学者では思考がかなり異なります。
ですが勉強していないから過ってしまうというわけでは有りません。
先程のような例は仮に①の知識しか無かったとしても「炭水化物」の性質自体にも目を向け調べようと判断したり、大して知識がないのにわかった気になって語るのはやめよう。と気づければ問題ないのです。
主観や無根拠の話についても論理的な思考力がまともであればそもそも勉強することがなくても間違えることも無いでしょう。

ただ、一番の問題は有る集団において④まで理解している人が極少数で①しか理解してない人が大多数だった場合④が批難される場合がほとんどだからです。
ではその場合④は②~④までをわざわざ説明しなければいけないのでしょうか?それも仮に説明するという労力を割いても理解できない人も多くいるでしょう。
挙げ句その場合集団心理が働いて①しか理解してない集団は「炭水化物は悪じゃないと思ってる馬鹿いるらしいw」と共通認識を持つことにより自分たちの考えが確固たるもので間違いがない。むしろ炭水化物が悪だと思ってないのは勉強不足か負けず嫌いだから認めたくないだけだと自分の考えを疑わなくなっていきます。
「自分たちの考えは本当に正しいのか?」と疑問を持ち調べる能があればこのような問題は起こりませんが残念ながら大多数の人はこの程度の思考もできないほど馬鹿なのです。

別に無知は恥ではありません。
って書こうと思ったけどこういう言葉も「本当に無知は恥ではないのか?」と疑うことも覚えてください。
ちなみに僕は無知は恥ではあるかもしれないけどそんなことを言いだせば赤子は全てにおいて無知だから恥なのか?という話になるし、無知が恥だとしても知らないままだったり調べようとすらしない方が恥だと思うので僕は無知は恥と言うほどのことではないと思います。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉もありますしね。

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